スタンサーとは、股関節の回旋可動域によって『身体のズレ』がわかる測定機器です。
ここでいう身体のズレは『身体の左右差』とも言えます。無意識の中でも、私たちは普段この左右差の影響を受けながら生活しています。
たとえば姿勢や動作が人それぞれ違って見えるのにはこのような身体の左右差が関係していると言えるのです。
また、一般的に姿勢や動作の違いはその人の『特徴』として捉えられていますが、正常範囲を超えるとその特徴は『障害』として何らかの身体症状の原因になります。
そして、このような日々の変化は個々の活動の影響を受けながら私たちの身体の中で日常的に繰り返されています。image1image2私たちは股関節のズレや個人差に着目して20年以上にわたる実績を積み重ねてきました。
スタンサーの継続的な測定によって、そのわずかな変化を簡便に知ることができるようになってきました。今後それはトレーニング効果やケガの未然防止などの評価にもつながると考えています。
また、近年の開発の中では人間工学やバイオメカニクス分野の研究で使われる様な大掛かりな計測器を用いなくても簡便に個人差を特定できることが徐々に明らかになってきました。
初めはスノーボードのセッティング位置を決定することから始まった測定機器ですが、測定法が簡便であることや股関節の新たな評価指標への期待の高まりを受けて、今ではゴルフなど他のスポーツへの応用だけでなく、『健康維持や障害予防』といった健康医療の領域からも注目されるようになりました。
このように、スタンサーは新たな可能性を秘めた測定器として今まさに多くの期待を受ける存在になりつつあります。